妊娠中の頭痛
妊娠6ヶ月。右後頭部~側頭部~コメカミにかけて痛みがあるとの事でご依頼頂きました。
妊娠中は胎児の成長に合わせ、尚且つ短期間で身体が急激に変化していきます。
骨盤と頭蓋骨は内部で硬膜を介して繋がっていますので、出産までの過程で骨盤が広がっていくことで、硬膜が頭蓋骨を締め付ける様に引っ張る事り、頭痛が起こる事があります。
骨盤周辺を始め、全身の筋肉を弛めたうえでクレニオセイクラルセラピーを行い、痛みは改善しましたが、急激な身体の変化に伴う弊害の様なものなので、変化が緩やかになるまでは症状が現れる事もあります。
この方の場合は週に一度、3回の施術で頭痛は感じなくなりましたが、お腹が大きくなるにつれ、腰痛を感じる様になってきました。
この方は結局、産後2ヶ月まではほぼ週に一度のペースで施術を行っていきました。お陰であまり強い症状を感じる事無く、無事に出産を迎えることができました。