脚立から落ちて左手首を痛め、病院でTFCC損傷(三角繊維軟骨複合体損傷)の診断を受け、一ヵ月固定と痛み止めの服用で様子見して、症状の緩和が診られない場合は手術になるとの事で、ご相談頂きました。
捻る時と、手をついて体重をかける時に強い痛みがあり、生活に支障をきたしている状態。
今回のケースでは、手首そのものより全身のバランスの改善をした上で手首の施術を行いました。
この段階では多少の緩和はあったものの手をついて体重をかけた時の痛みには変化が無し。
ここからは、バランスの取れた日常動作が出来る様にエクササイズの指導を行っていきます。
この方は呼吸のバランスも良くなかったので、先ずは腹式呼吸をレクチャー。
ある程度できる様になってから普段使えていない骨格筋を使える様に、使い過ぎている骨格筋を少し抑えながら使える様に運動神経に学習させて、日常の動作をバランス良く行えるようになるエクササイズの指導を症状の確認をしながら行っていき、消失するまで繰り返しと頂きました。
一度の施術とエクササイズでは、日常生活での動作が正しくバランス良く出来る様になるのは難しく、毎日ご自身でエクササイズを続けて頂くよう指導。
初回はここまでで終了。
遠方の為、あまり何度も受けることが難しいので、その後は2週に一度、オンラインでエクササイズのフォームチェック。しっかりできる様になってきてから、施術が出来ない分を補う様なメニューを増やし症状の完全消失を目指して行く方針。
最初の施術から3週間後には、手術の必要はないとの診断を受けたとの連絡を頂きました。
ただ、まだ完全消失したわけではないので、エクササイズ指導は今後も継続していくことが重要となっていくでしょう。
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◆オンラインエクササイズの様子